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シックハウス発生のメカニズム

建材などからシックハウス原因物質が発生するメカニズム
住宅を建築する場合は建材として無垢の板と合板という選択肢があります。
無垢の板は1本の木から切り出したもののため、貴重で高価になります。また、水分が蒸発する過程でそり等が生じ扱いが難しい材料です。
それに対して合板は薄い板を接着剤で張り合わせたもので安価でくるいが少ないのが特徴です。防虫剤や防カビ剤を添加したものはシロアリやカビに強くなり耐久性に優れます。
これらの合板は新建材とよばれ、工期の短縮や均一な品質保持、低価格での提供に欠かせない材料となっています。
これらの材料を一切使用しない住宅は工期と価格が2倍以上になってしまうといわれています。
また、天然の木を使えば化学物質が発生しないと思ってしまいますが防腐剤や殺虫剤で処理されているものもあり注意が必要です。過敏症の方にはヒノキやヒバから発生する天然の揮発性有機化合物も反応する場合があるそうです。
しかし新建材と比較すれば安全性は高いといえます。
新建材に含まれているシックハウス症候群の原因になる化学物質が時間とともに徐々に部屋に放散していきます。
また、壁に張るビニールクロスには可塑剤といわれる化学物質が含まれていますし、張るために糊(接着剤)が使われます。床のフローリングは集成材といい木片を接着剤で張り集めたもので合板と同様です。
また化学物質VOCの種類によっても放散の仕方やタイミングが違うので汚染は長期化します。
床下の白アリ駆除剤も化学物質汚染の発生源になっています。これは地面から1mまでの木材部分に白アリ駆除剤を施工するという住宅金融公庫の融資基準が原因になっています。
結局、現在の住宅は化学物質の塊のようなもので化学物質を発生しないのはステンレス、スチールのような金属、ガラス、タイルやレンガのセラミックぐらいになります。
いっそのことスチールなどの金属で家を作ってしまえばシロアリ駆除剤やホルムアルデヒド等のシックハウス原因化学物質に悩まされないかも知れません。しかし内装仕上げをそのままにしないと元の木阿弥ですが・・・
今後は毒性の低い新建材に移行していくと思いますが、現状ではある程度の化学物質との共存は現代社会ではやむをえない状況にあると思います。
シックハウスにならないためには換気等で化学物質の濃度を低減し、大量に化学物質に曝露しないこと、環境や体質を正常化するといった基本的な知識と対策が重要かと思います。

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