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シックハウス(化学物質過敏症)の診断方法

シックハウス(化学物質過敏症)は長い間精神的な疾患のひとつと考えられてきました。
または学校に行きたくない小学生が頭痛や腹痛を起こすといったレベルでの認識でした。
それは、それまでは症例も少なく症状も決まったものがなく病気そのもの定義が難しかったからです。特に化学物質過敏症の患者は他の人が何とも無いのに過敏症の患者だけが症状を訴えるのか理解されませんでした。
シックハウス(化学物質過敏症)判断が困難なのは
- 非常に最近、定義された病気であること
- 日本では研究がなかなか進まなかったこと
- 症状がガンなどの病気のように臓器や器官に明らかな異常が現れないこと
- 症状が頭痛がする、耳鳴りがする、やる気が出ないと本人以外は確認できないこと
- 上記理由でマウスなどの動物実験ができなかったこと
が理由です。
しかし1999年にその定義がアメリカで発表され、初めて病気として認知されました。
現在では診断方法はいくつかあります。
そのひとつに問診による方法があります。患者の病歴や汚染化学物質との接触歴、職業、住環境を調べることによりほとんどの場合診断がつきます。
問診は患者の主観的な状況が把握できますが、虚偽の申告も可能です。
そこで客観的な化学物質過敏症の診断方法として自律神経機能の検査と脳機能の検査があります。
私もこれを受け4つの検査のうち3つ陽性反応がでたのでやっと周囲の理解を少し受けることが出来ました。
自律神経機能の検査のひとつに瞳孔反応検査があります。
瞳孔は明るいところでは縮み、暗いところでは広がります。明るいところでは副交感神経で、暗いところでは交感神経によって広がることが分かっています。
そこで目に一定の明るさの刺激を与えたときの瞳孔の収縮、拡大の様子を調べることによって自律神経の異常を客観的に検査することができます。
正常な場合には副交感神経も交感神経も同様な強さで働きますがシックハウス(化学物質過敏症)の患者の場合は副交感神経が優位に働いている場合が多いことが分かっています。
この検査では患者が意図的に自律神経をコントロールして異常値を出すことは不可能なので客観的なシックハウス(化学物質過敏症)の証拠になります。
もうひとつの分かりやすい方法は眼球運動の検査です。
正常な人は動いている目標にスムーズに追従することができますがシックハウス(化学物質過敏症)の患者の場合は目の動きが階段状になり大きく乱れます。これは大脳から目を動かす筋肉に伸びている長い神経経路にどこかに障害があるのが原因です。この検査方法は大変有効でほとんどの、シックハウス(化学物質過敏症)の患者のに異常が認められます。特にこの症状は有機リン、トルエン、ホルムアルデヒドに反応する患者で重症になるとひどくなります。
このほかにチャレンジテストといわれる負荷試験があり、これはクリーンルームで原因物質を直接投与して症状の悪化を確認するといったダイナミックな方法でプラセポ(偽薬)を組み合わせて行います。
この方法を使うと原因物質の特定に役立ちます。
チャレンジテストが行える施設はかなりの条件があり、なかなか実施できる施設は少ないです。その中のひとつに北里研究所病院があり、床は御影石、壁と天井はほうろう引きの鉄板で作ってあり空気汚染物質の濃度が極度に低い特殊な検査室です。
実際のシックハウス診断の流れについて
まずは簡易チェックプログラムで確認してみてください。
シックハウス自己診断CGI
シックハウスの兆候がみられましたら全国でまだ10数件しかないシックハウス対応病院での受診をお勧めします。
シックハウス対応医療機関一覧

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